私たちは日々、予期せぬ事態に直面しています。
病気や不慮の事故
予告なく訪れることがあり、大切な人との最後の言葉を交わす機会さえ奪ってしまうことがあります。私が保険や相続に関する仕事をしている中で、このような突然の別れを目の当たりにすることは少なくありません。葬儀社の増加する忙しさも、この社会の変化を物語っています。
資産凍結
しかし、このネット社会において、多くの人々は金融機関や暗号資産に関わる大切な情報をデジタル上で管理しています。第2認証を携帯アプリで行っている場合、その携帯がロックされたら、家族はどう対応すれば良いのでしょうか。重要な情報のアクセス方法を知らなければ、手続きは困難を極めます。
こうした状況を前に、多くの人々が不安を抱えています。急に意識不明に陥り、家族と言葉を交わす事もなく逝ってしまう事があるというのは、病気だけではありません。
エンディングノート
そこで重要となってくるのが、エンディングノートの存在です。エンディングノートは、個人が生前に自身の意思や大切な情報を記録しておくノートです。将来的に何が起きても、残された家族がスムーズに手続きを進められるように、また、故人の意向を尊重した形で遺された事柄を処理できるようにするための大切なツールです。
弊社はエンディングノートの書き方に関するセミナーを開催しています。このセミナーでは、どのような情報をどこに書き残すべきか、誰に何を伝えたいのか、どのようにして家族に意思を伝えるかなど、具体的な記入方法から、感情的な側面の取り扱いまで、幅広くカバーしています。
予期せぬ事態が発生した際に、家族が迷わずに済むよう、そしてあなたの意思が正確に伝わるよう、エンディングノートを準備することをお勧めします。一緒に、大切な人への最後のメッセージを形にしましょう。
